酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

サントリー 生ビール

サントリー 生ビール

最近イラつくネーミングが多いサントリーの新しい生ビールです。お客さんから

サントリーの生1本」ってオーダーが入ればプレミアムモルツの10Lだと思うじゃないですか、、、、もうパーフェクトサントリービール売るのは飽きたんでしょうか?

 

saito0701.hatenablog.com

サントリーは昔から酒屋に対してこういう会社です。

「今季はコレに力を入れますのでご協力お願いします!」

って言っておいて、酒屋が中々売れない中頑張ってても

「あ、もうその商品はいいんで次はコッチをお願いします」

と平気で梯子を外してくる企業です。一過性のやる気に一々付き合いきれません。酒屋やスーパーに商品ブチ込めばそれで終わり。「今期の売上達成!」って社内で盛り上がってその先までは考えてない印象を個人的には受けます。

 

2023年10月に酒税法改正があり、350ml缶で下記のように税額が変わります。

ビール:70円→63.35円

第三のビール(金麦、のどごしなど):37.8円→46.99円

ビールが下がり第三のビールが上がります。2026年にはビール、発泡酒第三のビールは全て同じ税額(54.25円/350ml)となります。

 

つまり第三のビールを安さだけで購入していた人が価格差が小さくなったビールにシフトし、ビールの消費量が今後増えていくと考えられており、ビールメーカーは自社のビールを今の内から定着させようと躍起になっているわけです。この夏が本番ですね。

 

メーカーHPより

 

どこか宝缶チューハイを思い起こさせるレトロなデザインは今の若い人どころかシャレたデザインに慣れたおっさんにも受けるようには思えませんが、大事なのは味です。

 

グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさ

これがメーカーの言うキャッチフレーズですが、そもそも飲みごたえが無いし、後味が驚くほどアッサリしてます。キレがいいとは違い、飲んだ後に何も残らないという感じです。後味がさっぱりしていると次が飲みたくなるものですが、それは美味しい物だったらの話です。

程よい飲みごたえとさっぱりとした後味で2杯目、3杯目を狙った物かと考えましたが、私の口には合いません。食事も味が濃い物だったとは言え、それ以前の問題です。味もキレもいまいちなスーパードライといったところでしょうか。しかし、ビールは重くて発泡酒第三のビールが口に合うといった方は試す価値アリです。

saito0701.hatenablog.com私はプレモル、特にこの香るエールを愛飲しているのでサントリーのビールがダメという気はありません。むしろ私が最初に飲んでいたのは初期のモルツだったので私にとってビールとはサントリーなのです。それでもコレは無いです。

 

今後サントリーは本気でコレを売っていくのでしょうが、消費者は正直な物です。今後ヒット商品になるのかひっそりと市場から姿を消すかで私と世間との嗜好のズレがどれほどあるのか見届けようと思います。