酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のご紹介

三島食品 Yukari Classic 紫蘇リキュール

Yukari Classic 紫蘇リキュール

スーパーのふりかけコーナーに並んでないことは無いであろう、ゆかりのメーカーが作るリキュールです。ゆかりは誰でも知ってるであろうロングセラーですが、紫蘇のゆかりの他にかつお、かおり、あかりなどが存在することは最近知りました。

 

ましてリキュールが存在することなんて思いもよらなかったので試すことにしました。

 

さっさと結論を言うとリキュールメーカーではなく、食品メーカーゆえなのかリキュールとして特段クオリティの高いものとは感じません。良くも悪くも普通です。今日のゆかりを生み出すまでの努力と苦労はHPに語られていますがリキュールは公式通販はされているものの多くは語られていません。

 

ゆかりは国産の赤しそを原料にしているのに対して、何故かこちらのリキュールの原材料は正直に赤紫蘇エキス(中国製造)とあります。コストの問題なのでしょうか。

 

首掛けには様々な提案がありますが、アルコール度数も13度と決して濃厚なリキュールでは無いため、気持ちリキュール多めの方が良さそうです。

 

色は申し分ありません。人口着色料無しでこの鮮やかな紫が出せるのは見事です。

 

バーで注文するかは微妙なところですが、寿司屋に置いてあったら気が利いてると感じました。

シャトー ロック グラン アントワール 2019

シャトー ロック グラン アントワール 2019
  • 生産国:フランス/ボルドー地方
  • 生産者:
  • 輸入元:オーバーシーズ
  • ブドウ品種:メルロー60%、カベルネソーヴィニヨン35%、プティヴェルド5%

カルディで1000円程度で販売されているボルドー。裏張りを見る限りそこそこ歴史あるところのようですが詳細は知りません。

輸入元であるオーバーシーズはカルディ系列のインポーターですが、他社にも卸しています。国や自然派などにあまり偏りが無く、手ごろ感重視、味は可もなく不可もなくといったタイプの輸入元です。

 

こちらも他のワインと同様、グラスに注いだ香りをかいだ瞬間は「お!大当たりか?」と思いましたが飲んでみれば可もなく不可もない、バランスのとれた一般的なボルドーでした。

この日の夕食は麻婆豆腐。しかもタッパーそのままです。見栄えもクソも無く、またペアリングとしてダメであろうこの組み合わせ。やはりダメでした。

麻婆豆腐に限らず、唐辛子系の辛味と合うワインは極めて限定されます。以前に某ワイン漫画でキムチとシャンパーニュのブラン ド ブラン(シャルドネ100%のスパークリングワイン)が合う、口の中の辛さが泡によって消え去る、まるで炎のマジック。という表現がありましたが、別に炭酸飲料ならなんだって同じ現象が起こります。ペアリングの基本の一つに「料理と酒のレベルを合わせる」とありますから、大衆漬物のキムチと高級スパークリングのシャンパンを合わせるなど論外です。

 

しかし、同じ漫画の中でイタリアのカラブリア州の料理は唐辛子とオリーブオイルを多用する。この地方の赤ワインであるチロ ロッソとキムチは合う、という話は興味深く拝見しました。試してはいませんが一度チャレンジしようと考えてはいます。

 

脱線しましたが、唐辛子とはワインは普通は合いません。果実味が消し飛び、アルコール感や渋みだけが舌に残ります。

 

さすがにキムチにシャンパン並みの暴挙だったので缶詰の焼き鳥と合わせてみました。ワイン同様可も無く不可も無い印象。やはりこの手の甘辛タレの食べ物はグルナッシュやシラーを使ったワイン、すなわちコート デュ ローヌがしっくりきます。

 

バランスが取れ、比較的料理と合わせやすいはずのボルドーですがそれでも少しは考えないとダメですね。反省のペアリングでした。

檸檬堂 うま塩レモン

檸檬堂 うま塩レモン

ソフトドリンクと間違えられないためか、パッケージ、HPに大きくコカコーラ社を謳っていませんがコカコーラジャパンの製品です。

 

日本人は塩分の取りすぎだの体に悪いだの言われ続けてきたのに、夏になるとこの手の塩をアピールした商品が売れるようになります。近年やたらと熱中症で倒れる人が多いのは、もちろん暑くなっているという事が最大の理由なのでしょうが塩分不足なのかな、と思うことがあります。

 

日本人は梅干し、漬物、味噌、醤油などで自然と塩分過多になるのだからできるだけ塩分は避けるように様々なところで言われてますが、そもそも、今、そんなに梅干しや漬物って食べるのでしょうか?昔は汗をかいたら腕などに塩が結晶化してるデブな男の子がクラスに一人、二人くらいはいたものですが今はいないのでしょう。

 

医者からは怪訝な顔をされるかもしれませんが、高血圧に悩んでいないなら特に夏場はもうちょい塩を摂取すべきだと思ってます。登山でも塩持っていきますし。急先鋒は海の精という会社ですがこちらは塩ガチ勢ですね。ここまで真剣に塩に向き合ったワケではありません。

 

塩、レモンとくれば牛タンですが固い触感がペアリングとしては微妙でした。素直に揚げ物がいいのかもしれません。もちろん、単品でも美味しいですが、男梅シリーズほどの強い個性は感じません。やはりここでも塩が強すぎるとダメという意識でも働いたのでしょうか。

 

檸檬堂もそれぞれ試してみましたがはちみつレモンが個人的ヒットでした。

サッポロ 和製サングリア 白ワインとパイナップル

サッポロ 和製サングリア 白ワインとパイナップル

saito0701.hatenablog.comこちら同様イオン系列限定のRTD。缶チューハイではなく、ワインに果汁を加えたサングリアですので扱いとしては甘味果実酒です。

 

素直に美味しい。白ワインとトロピカルフルーツの相性はいいですね。サングリアといってもさほどワインの香味はしないので、ワインが苦手な人でも飲めるかもしれません。

 

結構好みの味ですがイオン限定と言うのがもったいないです。

ケントクエステートワイナリー アルモノワール ロゼ(2日目)

saito0701.hatenablog.com抜栓直後に飲んだ印象が「固い」ワインは二日目にフレッシュ感は失うものの、柔らかさなど別の表情が見えることがあり、これも楽しみの一つです。逆にフレッシュな果実味が最大の持ち味の低価格のアメリカのワインなどはその特徴を失い、見る影もなくなるものです。

 

こちらのアルモノワール ロゼは元々決して固い印象はなく、芯はあるものの比較的穏やかな性質のワインであり、さほど2日目には期待はしておらず、単純に飲みすぎ防止のため2日目に回しました。

 

ワインはおろか、酒を飲まない妻に「昨日の残りのワインを飲むからそれに合う料理を頼む」などと言えば自分で作れと言われるのは明白ですので、2日目はほぼペアリングなどできないと思ってます。結果としてこの日の夕食はチンジャオロースでした。

 

個性の強い料理には個性の強いワインです。よく言われるのは中華にはゲヴェルツトラミネールですね。油や酢の強い味は普通のワインでは合いません。バラやライチを思わせる強い個性を持ったゲヴェルツトラミネールは分かりやすい一方で個性が強すぎてあまり繊細さがありません。土地の個性以上にブドウの個性が強すぎます。その強すぎる個性は中華料理にも負けません。

 

料理好きからは「中華料理と言っても幅がありすぎる」と言われそうですが、ここで言う中華料理はエビチリやチンジャオロースなど、町の中華食堂で食べられそうなポピュラーな物を指します。

 

ゲヴェルツ以外ではタヴェル ロゼなども中華相手でも合わせられます。ロゼは元々幅広く料理と合わせられるワインですが、その中でも飛び切り屈強なロゼがコート デュ ローヌのタヴェル ロゼです。

 

saito0701.hatenablog.comこいつなら中華料理でも負けないでしょう。

 

しかし、このアルモノワール ロゼはそんな強さはありません。内心「仕方ない。明日になればさらに味は落ちるしここで飲むか」と思いながらチンジャオロースと合わせたところ、ちょっと驚きました。料理に負けてないどころか味も思ったようには落ちておらず、むしろ少し違った表情が見えました。さらに優しくなったというか、、、

 

先日のブログで「ロゼには見えない」と書きましたがやはりロゼなんですね。料理との相性の広さはさすがと思いました。

ケントクエステートワイナリー アルモノワール ロゼ

ケントクエステートワイナリー アルモノワール ロゼ
  • 生産地:神奈川県相模原市
  • 生産者:八咲生農園/株式会社HORIGO 東京ワイナリー
  • ブドウ品種:アルモノワール

高校のころ、美術部でしたが顧問の先生の話でいくつか覚えている教えで

「色ってのは本当に難しいんだぞ。これは青だな、こっちも青だな。でも違う色だ」

「世の中、分類はできても名前が無い色の方が多いと思う」

色相環で並んでいるから青緑と緑青が分かるけど、ぱっと見せられたら光の加減とかで先生もどっちがどっちかその時々で答えが変わるかもしれない」

 

改めてこのワインを見て先生の話を思い出しました。私の目にはロゼに見えません。ちょっと変わった白ワインです。しかし、白ワインは白ブドウで作るものです。アルモノワールなる品種を知らなかったので調べたところ、日本でカベルネソーヴィニヨンとツヴァイゲルトレーベを交配させて生まれた黒ブドウの品種で2015年登録との事ですから、これから国産ワインでちらほら見るブドウになりそうです。

 

生産者はあくまでロゼとの事ですが、私にはブランドノワールという黒ブドウで作る白ワインに見えます。黒ブドウも果汁は白っぽく、これに果皮を漬け込むことでお馴染みの赤ワインの色になります。漬け込む時間を短くするとロゼ(セニエ法)になります。

 

恐らくですが、あまり漬け込むと望んだとおりの優しい味にならないため、この状態を選択したものだと思います。飲んだところ未熟な感じはありません。

 

バックを白にして、明るさを落としてもこの色です。言われなければロゼとは思いません。

 

ホッケと合わせましたが可もなく不可もなくといった相性です。ロゼらしいおおらかさ、合わせやすさは感じませんが、白よりは合わせられる料理は多そうな印象です。優しいが芯のあの果実味と程よい酸です。やはり生き生きとした酸と果実味というのはこのワイナリーが求めていないか苦手なのか、あるいはこれが相模原の個性なのか。山梨ほどの歴史が無いからテロワールに合ったブドウと醸造法を模索中なのかと察します。

 

確かに相模原市と言う決して果物作りが盛んでない地域で「ここではこのブドウでこんなワインと作る!」と最初から決めるのは馬鹿げています。フランスの各地方が、地域や畑ごとに最も適したブドウを植えているのは、長い歴史と長年の研究から最適解を得ているからです。その一方で変化する環境に合わせて2021年にはボルドー地方では使用品種を黒ブドウで4種、白ブドウで2種新たに増やすことが決定されました。歴史と伝統を重んじながらも時代の変化にも対応しようとしているのです。

 

こちらも総評として価格、味わい共に悪くありません。「優しいがつまらない」というワインではありません。今後の進化を楽しめるワインです。

ケントクエステートワイナリー SB&MBA

ケントクエステートワイナリー SB&MBA
  • 生産地:神奈川県相模原市
  • 生産者:八咲生農園/横濱ワイナリー
  • ブドウ品種:ソーヴィニヨンブラン、マスカットベーリーA

saito0701.hatenablog.com以前に飲んだこちらが失礼ながら意外にも美味しかったので、期待を込めて購入。公式HPに詳細が掲載されてませんが、普通に考えたらソーヴィニヨンブランとマスカットベーリーAのペティアン(微発泡性ワイン)でしょう。

ペットナットと言われる、ナチュラルワインの微発泡性ワインが近年人気ですが、その流れに乗らず、こちらは普通に亜硫酸塩は使用されています。私はそれでいいと思います。人間もやたらと薬を飲むべきではありませんが、必要があれば薬を飲むしワクチンだって使用します。オーガニックやらビオディナミやらはあくまで美味しいワインを作る手段であり、「オーガニックのワイン作り」を目的にするのは違うと思っています。

 

アスパラベーコンと合わせてみます。オリ引きをしておらず、かなりのオリが瓶底に沈殿していますがこういうものとして受け止めています。それゆえか果実感がしっかりしていますが、細かな酸と優しい泡が柔らかな果実味と程よく調和しています。これくらいの料理とちょうどよく合います。

 

マスカットベーリーAの赤は期待値が低い分、美味しく感じたところはありますが、こちらはキチンと上がったハードルをクリアした印象です。絶賛するほどではなく、今後はよりメリハリのある味わいを期待はしますがこれはこれで生産者の思った通りの味わいなのかもしれません。国産ワインとしては決して高額な部類ではない2000円そこそこですので満足です。

 

料理と合わせられる酸は持ち合わせていますし、微発泡のため口の中の脂を流す一方で繊細な味わいを台無しにすることもありません。

 

イタズラして餃子とも合わせてみました。アップして気が付きましたが1歳の娘が映り込んでいますが、餃子と撮った画像がこれしかありませんでした。

 

流石に餃子とは明確に合いません。餃子の強い味わいにワインの良さが隠れてしまいました。脂を流せるとは言え、ビールやハイボールとは飲み方が違います。

 

近いとはいえ相模原市山梨県とは異なる個性のあるワインを作り出そうとしているこのケントクには脱帽です。「降水量が~」とか「日照量が~」とかで決めつけていた自分の器量の狭さと経験不足を恥じつつ楽しみました。