酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のご紹介

ザ グレンリヴェット 12年

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グレンリヴェット 12年

ディアジオに次ぐ業界大手、ペルノが所有する蒸留所筆頭がこのグレンリヴェット。ちなみに3位はサントリーですからまぁまぁ驚きです。ビーム社買収がやはり大きかった。酒類で言えばビールのアンハイザー・ブッシュ・インベブバドワイザー、コロナ、ヒューガルデンなど)がさらに大きく上です。

 

スコッチを語るうえでなくてはならない蒸留所です。というのも1820年ごろまでウィスキーと言えば密造酒という時代(そもそもウィスキーが樽で熟成されるようになったのも、樽に隠してたら美味しくなっただけ)だったのですが、それに終止符を打ち、政府公認第一号の蒸留所になったのがこのグレンリヴェット。その上、品質があまりに良く、名前もゲール語で「静かな谷」とかリヴェット川が流れる谷(グレンは谷を意味する)という意味で誰もが名乗りやすく、グレンリヴェットを勝手に名乗ったため、他と区別するために定冠詞Theを付けた蒸留所がコレ。本物があるから偽物がいるってことですね。これほどTheがふさわしい固有名詞も無いんじゃないでしょうか?

 

スペイサイドモルトらしく、甘い香味と柔らかな口当たりを持ちます。山崎やマッカランが好きな日本人好みの味では無いでしょうか?銀座のとあるバーでは酒質はいいが高級品ではないというバランスの良さから、カクテルベースに使うお店もあります。

 

昨今のシングルモルトブームのおかげで様々なモルトが値上がりしている中で、比較的サラリーマンにも入手しやすい価格と販路です。正直10年ほど前より味が落ちた気がしますが、これに限った話ではありません。それこそマッカラ〇など酷いものです。値上がりして味は落ちているのですから買う気になれません。スタンダード以外の免税店向けの物をたまに楽しむくらいです。

 

かつて、キリンが富士山麓を発表した時に「この味はこの価格で出していいものではない」と驚愕しましたが、当時ほとんど売れてなかった富士御殿場蒸留所のストックを使っていると聞き納得しました。熟成してしまった原酒を豊富に使っているからだと。

 

時代は変わり、ウィスキーは軒並み値上がりし、お酒に使える予算に限りある庶民には見定めが必要になってきました。投機でウィスキー買ってる方はホント勘弁してください、、、、、