- 生産者:南アルプスワインアンドビバレッジ
言わずと知れたイオンPB(プライベートブランド)のウィスキーです。日本のウィスキーの定義はかなりガバガバで、モルトウィスキーorグレーンウィスキーに90%未満であればウォッカなどを混ぜてもウィスキーを名乗れます。さらに熟成年数の規定も無いため、蒸留したてであっても日本国内ではウィスキーを名乗れます。
そういった中にあっては海外産のモルトとグレーンの混ぜ物とは言っても樽で3年熟成させた(スコットランド、アイルランド、カナダの最低熟成年数)物を使い、ウィスキー以外の混ぜ物をしていないのはせめてもの良心が働いたのでしょうか。でも、最低限の基準ですからそれをデカデカと謳うのもいかがなものか。
お値段は外税で1000円程度。円安とは言え探せば激安スコッチでこの程度の価格はあると思います。もう400円出して角瓶、と言いたいところですが7月からガッツリ値上げです。すでに大容量の物は売り場から姿を消しつつありますね。
ストレートで飲んでみると「決して美味しくは無いがネタにできるほど不味いワケでもない」という微妙なところを突いてます。レモンを少しだけ入れたハイボールにすると無理なく飲めます。この辺はさすがにウィスキー以外の混ぜ物をしていないせいでしょう。
間違いなく生涯二度と買わない酒でしょうが勉強にはなりました。ホワイトホース ファインオールドがほぼ同価格程度で購入できる以上、こちらをオススメしたいところですが、ドライなタイプですので口に合わない方もいると思います。気になる方はお近くのイオン、もしくはイオン系列のお店でどうぞ。