- 輸入元:東永商事
- 生産者:台湾菸酒株式会社
生産元の台湾菸酒株式会社(Taiwan Tobacco and Liquor Corporation、TTLとも)日本にルーツをもつ台湾のビール会社です。
1919年に台湾の日本酒メーカー、日本芳醸の社長である安部幸之助が設立した高砂麦酒株式会社が第二次世界大戦終了時に中華民国に接収され、台湾啤酒に改名。その後国有化→民営化を経て今に至ります。
原料の一部に使われている蓬莱米(蓬莱米)は、日本統治時代の台湾で大変な苦労の末品種改良に成功した米の品種で、現在でも台湾で一般的に食べられているとの事(輸入元HPより)
台湾はトロピカルフルーツの質が良く有名ですね。こちらのビールのマンゴーを他にもパイナップルやブドウを使用したものもある模様。
さほどビールに詳しくない私にとってフルーツビールはランビック(自然発酵させたベルギービール。酸味がと香りが特徴的でフルーツをブレンドした物も多い)の果実味と酸味が調和したものを好んでいますが、酸味がほぼ無いこちらのンゴーも中々美味しいです。
ただ、飲むシーンがイマイチ想像が付きません。あまりエスニック料理は食べないのですがスパイシーな料理となら合いそうな気はします。しかし、私の普段の食卓には異質であり、かといって食後にのんびり楽しんだり、のどの渇きを潤したいのなら缶チューハイやカクテルのほうが良さそうな気はします。
取り扱っている飲食店を見ても台湾料理やばかりです。ルーロー飯(豚肉を細かくして甘辛く煮込んだものを白米に乗せた丼のような料理)には合うのかもしれません。
酒を学ぶとどうしても自分の食の知識の疎さにぶつかるときがあります。以前、頻繁に通っていた銀座のバーで若いバーテンダーが料理に目覚めて常連さんのレストランに転職したことを思い出しながら飲みました。