酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のご紹介

シャトー ロック グラン アントワール 2019

シャトー ロック グラン アントワール 2019
  • 生産国:フランス/ボルドー地方
  • 生産者:
  • 輸入元:オーバーシーズ
  • ブドウ品種:メルロー60%、カベルネソーヴィニヨン35%、プティヴェルド5%

カルディで1000円程度で販売されているボルドー。裏張りを見る限りそこそこ歴史あるところのようですが詳細は知りません。

輸入元であるオーバーシーズはカルディ系列のインポーターですが、他社にも卸しています。国や自然派などにあまり偏りが無く、手ごろ感重視、味は可もなく不可もなくといったタイプの輸入元です。

 

こちらも他のワインと同様、グラスに注いだ香りをかいだ瞬間は「お!大当たりか?」と思いましたが飲んでみれば可もなく不可もない、バランスのとれた一般的なボルドーでした。

この日の夕食は麻婆豆腐。しかもタッパーそのままです。見栄えもクソも無く、またペアリングとしてダメであろうこの組み合わせ。やはりダメでした。

麻婆豆腐に限らず、唐辛子系の辛味と合うワインは極めて限定されます。以前に某ワイン漫画でキムチとシャンパーニュのブラン ド ブラン(シャルドネ100%のスパークリングワイン)が合う、口の中の辛さが泡によって消え去る、まるで炎のマジック。という表現がありましたが、別に炭酸飲料ならなんだって同じ現象が起こります。ペアリングの基本の一つに「料理と酒のレベルを合わせる」とありますから、大衆漬物のキムチと高級スパークリングのシャンパンを合わせるなど論外です。

 

しかし、同じ漫画の中でイタリアのカラブリア州の料理は唐辛子とオリーブオイルを多用する。この地方の赤ワインであるチロ ロッソとキムチは合う、という話は興味深く拝見しました。試してはいませんが一度チャレンジしようと考えてはいます。

 

脱線しましたが、唐辛子とはワインは普通は合いません。果実味が消し飛び、アルコール感や渋みだけが舌に残ります。

 

さすがにキムチにシャンパン並みの暴挙だったので缶詰の焼き鳥と合わせてみました。ワイン同様可も無く不可も無い印象。やはりこの手の甘辛タレの食べ物はグルナッシュやシラーを使ったワイン、すなわちコート デュ ローヌがしっくりきます。

 

バランスが取れ、比較的料理と合わせやすいはずのボルドーですがそれでも少しは考えないとダメですね。反省のペアリングでした。