酒屋の宅飲み

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エラスリス マックス レゼルヴァ ピノノワール

エラスリス マックス レゼルヴァ ピノノワール

saito0701.hatenablog.comこのシリーズのピノノワールです。輸入元HPを見てもこの名称ですが、やはりレゼルヴァの文言がラベルには記載がありません。

 

改めてこのワイナリーを紹介するとチリ最高峰の言葉が過言ではないワイナリーです。

  • 2004年 ベルリンティスティングエラスリス ヴィニェド チャドウィック 2000が1位(Ch.ラフィット 2000が3位、Ch.マルゴー 2001が4位)
  • 2008年 ベルリン ティスティングエラスリス ドン マキシミアーノ ファウンダーズ リザーブ 2005が1位、同2004が2位(サッシカイア2004が3位、Ch.ムートン2004が5位)
  • 2010年 ニューヨーク テイスティングエラスリス カイ 2006が1位オーパス ワン2006が2位、Ch. オーブリオン2006が3位)

チリの、と言いましたが世界トップクラスのワインを打ち負かした経験がある以上、エラスリスもまた世界トップクラスのワイナリーと言っても間違いないと思います。歴史もラベルに描かれている通り150周年を迎える老舗です。

 

数あるブドウ品種の中でも最も私が好むのはピノノワールです。繊細な酸と複雑さ、そして華やかな香りが素晴らしいのですが、国と土地で大きく味わいが変わるのが興味深い。

期待を込めて牛すね肉のワイン煮込みに合わせます。

 

正直好みではありませんシャルドネはかなり好みでしたがピノノワールは分かりやすすぎます。よく言えばとっつきやすく、悪く言えばあまり深みの無い人物のようです。色々と広く浅い人のような印象を受けます。誰とでもほどほどに付き合える一方で真摯に向かい合って追求していきたくなる何かは感じません。

 

前述の華々しい受賞歴を持つワインであるヴィニェド チャドウィックとドン マキシミアーノはカベルネ主体、カイはカルメネール主体のワインですから、ここのピノノワールは正直偉大なワイナリーとしては突出したワインでは無いと個人的には感じます。

 

私にとってピノノワールとはブルゴーニュなので、そことの違和感で期待外れだったのかもしれません。

 

決してダメなワインではありません。バランスはとれていますし、果実味、香りもいいと思います。単純に価格に対して「これは!」と感じる何かが無かっただけです。これが素晴らしいと感じる方も大勢いると思います。

是非、一度試してみて「ああ、アイツの言ってることは分かる」と思ったり「アイツとは好みが合わないな。素晴らしいワインじゃないか」とか感じてみてください。