saito0701.hatenablog.comこちらで紹介したアコンカグア キュヴェのワンランク上。ちょっと前までのラベルにはレゼルヴァの表記があったのですが消えています。
飲食店で人気なのはアコンカグア キュヴェよりはこちらかもしれません。参考価格は3000円弱。
価格がアコンカグア キュヴェより上なだけにかなり輪郭のはっきりとした果実味と酸味、これらを包み込むような樽香がします。裏表のない、分かりやすいいいヤツって印象です。
アスパラベーコンと妻が作ったジャガイモのガレット。ガレットは見た目こそ整ってませんが味付けが良く、美味しく頂けました。
やはり、ある程度料理の味が濃い方が良さそうなワインです。鯛のカルパッチョなどのあっさりとした海産物と塩気による料理だとワインが支配的になりそう。チキンソテーくらいがいいじゃないでしょうか。アスパラベーコンも悪くは無かったのですが。
インポーターのジャルックスが強く勧めるだけあって否定しようにも隙がありません。あまりベタ褒めされると何とか欠点を探そうとするのは私だけでは無いはずです。
強いて言うなら「分かりやすすぎる」ところで、時間をかけて真剣に向かい合ってテイスティングするのが好きなエノフィル(ワイン愛好家)向けのワインと言うよりはレストランで恋人や家族とその場で飲み切って「料理もワインも美味しかった!」と満足するようなワインと言う感想です。
かと言って下手なチリやカリフォルニアワインのような「インパクトあるけどよく考えてみれば中身無いな、コイツ」って強さだけのワインでもありません。しっかりとした酸がまっすぐと伸びのある余韻を引き延ばしています。
抜栓したてがベストのような雰囲気がありますが、それを確かめるためにも半分を良く実用に残します。