酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

ティーチャーズ ハイランドクリーム

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ティーチャーズ ハイランドクリーム

ウィリアム ティーチャーが作ったブランド。グラスゴーのアンダーソン地区でウィスキーを気軽に楽しむワンショットバーのような形態の「ドラムショップ」を作り、ここから時代の流れをしっかりと読み、この時に作り上げたこのハイランドクリームが現在まで続くブランドへと成長を遂げました。

 

ウィリアム ティーチャー&サンズ社は現在ビームサントリーグループです。いわばサントリーの子会社ですね。歴史あるスコッチのブランドが日本の会社の傘下というのはスコットランド人としては複雑な思いがあるかもしれません。日本のSHARPが台湾の鴻海精密工業傘下みたいなもんです。

 

個人的にはロックではほのかに香るスコッチらしいピート香とバランスのいい飲み口は悪くないのですが、ソーダ割にすると毒にも薬にもならない印象を受けます。これを含む幾らかのブレンデッド スコッチはストレートやロック、濃いめの水割りでは楽しめた個性がハイボールでは影も形も見えなくなってしまうことがあります。こういう時に

「角瓶は結構偉大だな」とか見直したりします。アレは飲み方を変えても「おや?」と思ったことがありません。いつ、どのように楽しんでも角瓶です。

 

シングルモルトのように向かい合って、真剣に味わうウィスキーとは思ってません。ウチではロックでだらだらと飲むとき愛用してます。ハイボール用はホワイトホースが多いかな。