酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

ホワイトホース ファインオールド

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ホワイトホース ファインオールド(画像は1L)

ブランド自体は1881年から続く由緒正しき伝統的なブレンデッド・スコッチですがブランド所有者のディアジオの販売戦略によって輸入元が細かく変わってきました。

 

ジャーディンワイン&スピリッツ(現MHDディアジオ モエ ヘネシー

キリン ディアジオ(販売はキリンビール

ディアジオ ジャパン(販売はキリンビール

 

将来、また変わるかもしれません。アジアの販売戦略は中国やシンガポールに重きを置いて考えるのがヨーロッパの主流です。

 

スコットランドエディンバラ城の近くにある「白馬亭」という酒場兼宿屋に由来。

ラガヴーリンをキーとしたブレンデッドであるため、スコッチらしいピート(煙)の香りをもち、低価格ながら芯のある味わいはデュワーズと並んで「スコッチらしいスコッチ」だと勝手に感じてます。

 

主要としているモルトにグレンエルギンがあるのですが、今ほどシングルモルトが売れておらず、個性が強いため一部のマニアが楽しむ物だった時代はグレンエルギンという蒸留所そのものより、ホワイトホースのほうがはるかに有名だったせいか、シングルモルトであるにも関わらず「グレンエルギン ホワイトホース」の名前で売られていた時代がありました。最近はさすがにそんなラベルのものは見かけません。

 

シングルモルトを中心にウィスキーの価格はどんどん上がっていますが、ホワイトホースは最大で4Lペットという大容量でも発売されているため、多少液体そのものの価格は上がっても、ペットボトルの物を小売店の特売で買う分には10年ほど前の価格をギリギリ維持できています。デュワーズも好きですが価格ではこちらの軍配が上がるため、我が家の定番ハイボールウィスキーとなってます。