エミーリア ロマーニャ州はヨーロッパでも屈指の豊かな地域でフェッラーリ、ランボルギーニ、マセラティなどの高級車の本社があり美食、観光の面でも非常に有名な地です。美食の地ゆえにワインの面ではバローロ(ピエモンテ州)やブルネッロ ディ モンタルチーノ(トスカーナ州)のような高級品より手ごろで普段の食事に合うワインが多い印象です。
イタリア最高格付けのDOCGのワインはこの州ではアルバーナ ディ ロマーニャが比較的有名ですがこれも1000円~2000円程度の物が主流で高級ワインではありません。
そのエミーリア ロマーニャ州を代表するワインの一つがこのランブルスコ。赤、白、ロゼがあり、いずれも微発泡性ですが一番人気が高いのは赤でしょう。同じくこの州を代表する食べ物の一つとして挙がるプロシュット ディ パルマ(パルマ近郊で作られる生ハム)と合うというのはソムリエの筆記試験でも出るくらい有名。
こんな絵になりちょっとオシャレ。ランブルスコは辛口(セッコ)から甘口(ドルチェ)まであり、こちらは赤のやや甘口(アマービレ)です。
うーん、微妙。安いので仕方ないのですが全体的に薄すぎます。本来は生ハムの塩気とランブルスコの甘さがいい感じになるのですが、スーパーで買った安いパック詰めの生ハムの雑な味と薄いランブルスコが微妙な感じになってます。
生ハムも原木をスライスして提供される、噛みしめるほど味わいが増してくるちゃんとした物なら良かったのかもしれません。
ランブルスコと生ハムなら無条件で合うと思いましたがそうでも無いってのは勉強になりました。