酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のご紹介

テヌータ サン グイド グイダルベルト 2006

テヌータ サン グイド グイダルベルト 2006

テヌータ サン グイドと言えば元祖スーパータスカン、サッシカイアの生産者として広く有名です。スーパータスカンとは、文字通り「トスカーナワインを超えた存在」とでも言うべきでしょうか?

 

イタリア、トスカーナ州と言えば有名なキャンティの生産地であり、イタリアトップクラスの赤であるブルネッロ ディ モンタルチーノの生産地でもあります。このキャンティはイタリア土着品種であるサンジョベーゼ中心のブレンドが主流で、ブルネッロはそのサンジョベーゼの亜種である、サンジョベーゼ グロッソを使用します。

 

トスカーナのワインはトスカーナの品種で作られるべきという時代にあえて国際品種で高品質なワインを求めたものがサッシカイアです。しかもボルドーブレンドですから言ってしまえばワインのライバル国であるフランスのスタイルを真似て作ったものです。

 

しかし、ワインはあくまで嗜好品。出来上がったワインの質が良ければ批判から賞賛に変わります。そんなワインがサッシカイアであり、スーパータスカンです。

 

サッシカイアは余裕で2万超えのワインですからそうそう飲めたものではなく、こちらのグイダルベルトはそのサッシカイアのセカンドワインです。

 

元々はコルクの状態が怪しく、お客に出してトラブルになるくらいならと昔自分で購入したのですが、ヴィンテージを確認してそろそろ飲み頃だろうと抜栓。コルクも怪しいしコレクションには不向きです。

 

やはりがっつりコルクに染み込んでしまっています。あまりよくありませんが宅飲みであればそこまで深刻に考える必要はありません。

結局ボルドーブレンドなら無難なのは肉です。噛み応えのある肉と程よいタンニン(渋み)は口の中で違和感なく、次の一口を誘います。アンガス牛の決して高価ではないステーキならもうちょい若いワインの方が良かったかもしれません。

 

流石に10年以上前のワインだけにしっとりとしておりバランスが良く、これくらいで飲み頃と思わせる味わい。その一方で強烈な何かは有してません。非の打ちどころはないもののその価格(5000円~6000円程度)から期待するようなインパクトには欠けます。

 

インパクト勝負のワインではなく、あくまでも食事に合うワインという意味では文句無しでしょう。久しぶりにいい熟成ワインを飲みました。