酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

サントリー -196℃ ストロングゼロ 梨ダブル

サントリー -196℃ ストロングゼロ 梨ダブル

2023年6月6日に期間限定で発売。

saito0701.hatenablog.comサントリーで梨のチューハイと言えばこんなものもありましたが、ストゼロで出したのはこれが初めてでしょうか?

 

和梨はご存じの通り瑞々しい果実味とシャキシャキとした歯ごたえがいい果物ですが、歯ごたえは楽しめないチューハイにおいて、どうストゼロで表現するのか興味があったので買ってはみましたがイマイチですね。

 

和梨は香りはありますが洋梨ほど主張が強いものでは無く、ほろよいブランドで出すならまだしも、強い飲みごたえを要求するストゼロブランドに向く果物とは思えません。

 

私の実家は梨の名産地ではありませんが、近所には多数の梨園があり、子供のころから梨は下痢するほど食べてます。子供のころに母と二人で近所の梨園に行き、梨狩りをしながら梨の樹にくっついているセミの幼虫の抜け殻を集めて母から嫌な顔をされたのは思い出です。

 

自分で梨が食べたいがために包丁やペティナイフの扱い方も小学生の低学年で習得する程度には和梨には馴染があります。大人になった今でも親は知人の農家で購入した梨を送ってくれており、今でもこれからの季節にバリバリ食べてます。

 

和梨の良さはあの固い触感とあふれる果汁ですが、チューハイは元々液体ですのでそのどちらも表現できません。ほどよい香りはたとえ香料で補強しようともアルコール度数9%の前では台無しです。

 

パッケージは梨と涼しさを意識した悪くはない物でしたが、茶色を基調としたせいか、売り場で映えません。棚ではダメですね島陳列(棚から離れた独立した平台の売り場に少アイテム数で大量陳列すること。季節ものや特価品の売り方)が前提の商品です。

 

全体的にアルコール度数以外に突き抜けたものがありませんでした。改良の余地はありそうなので今後に期待です。