- 生産地:北海道中川郡池田町
- 生産者:十勝ワイン
- ブドウ品種:キャンベル
町民用とは池田町民専用ワインというワケでは無く、町民還元用ローゼワインを改名したものだとか。よくは知りませんが売り上げの一部が池田町に還元されているんでしょうか?
国産ではちょっと少ない辛口のロゼ。国産のロゼはやや甘口をよく見ます。フランスではロゼは消費の3割を占め、世界的にも流行してますが日本国内でのロゼの消費量は3%程度。これでは国内もメーカーもロゼには力を入れようとはならないでしょう。
ロゼは中途半端なイメージがあるのかもしれませんが食卓は華やかになりサラダから鶏肉や豚肉を使ったシンプルな料理などに幅広く合わせられるワインです。もうちょい売れてもいいと思うんですけどね。
これからバレンタインのロゼ特集が始まり、売れ残りがそのまま花見コーナーに並んでいく流れが変わり、扱いやすさに注目されて「とりあえずのワイン」に採用される家庭が増えていくと嬉しいのですが。
ということで本来しっかり目の赤が合う、ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)を合わせてみることに。
流石にダメですね。このロゼは飲み飽きしないシンプルな辛口ですが完全に料理が勝ってしまってます。意地が悪すぎました。煮込み料理は味が食材に染み込み、複雑な味と長い余韻になるものですがこちらのワインの余韻は短く、アンバランスさが否めません。
余韻は短かく、複雑さも無い味ですが主張はするタイプですので深く考えず、気楽に開けられるロゼを目指しているのでしたらこの路線でいいのでしょう。色調が濃いめなのも鮮やかでいいですね。
明日は別の食事と合わせてみます。