酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

ほろよい 冷やしパイン

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ほろよい 冷やしパイン

「今、夏限定の缶チューハイ?」と思われるかもしれませんが、今です。何故なら捨て値で売られるからです。別に野菜や果物、鮮魚じゃないので、旬を過ぎたところで味は変わりません。宅飲みの重要な要素として「価格」があります。

 

ほろよいはまぁまぁ好きです。ある意味、世界の低アルコール指向を先読みしていたかのような商品です。10年近く前から徐々に様々なお酒が低アルコール商品をリリースしてましたが、ワインと日本酒は知る限り成功した商品はありません。

 

今ではそのブームがコロナの影響もあり、「微アルコール」のサッポロ ドラフティ(アルコール度数0.7%)やアサヒ ビアリー(アルコール度数0.5%)と言った商品が出ていますが、先んじた商品はほろよい以外で成功したといえるほどの商品はありません。アメリカではハードセルツァー(炭酸水のように飲めるお酒、甘くなく、低アルコール)という言葉もありますが、日本ではほぼ浸透していません。

 

職業柄、真剣にお酒に向き合う時間は多いのですが、宅飲みで毎度毎度、真面目にテイスティングしていれば疲れます。やれば分かりますが、1時間程度の時間にワインを100種もテイスティングすると、最後のほうは舌が疲れ切ってます。最後に飲むモスカートダスティ(マスカットの甘い微発泡ワイン)の美味しいこと!ほろよいはそんなリラックスさせてくれるお酒です。気が抜けており、画像も気が抜けてます。

 

売店ではキチンとスケジュールを立てて、この手の季節限定品を予約して店頭に並べるのですが、飲食店向けの業務用では突然お客さんが「アレ欲しい」という要求を受け、メーカーに問い合わせると「事前予約しないと無理。余ったら出せます」という面倒な品を頼み込んで分けてもらうのに、最後にはその小売店で叩き売られているのを見ると泣けてきます。