酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

ほろよい ひんやり梨

ほろよい ひんやり梨

saito0701.hatenablog.comこちらのブログで書いた通り、梨の特徴としてストゼロよりほろよいの方がいいだろ、って思ってたら案の定ありました。当然ですが2023年7月4日に期間限定で新発売。

 

和梨の瑞々しくも決して強くはない香味はやはり高いアルコール度数より、ほろよいのような低アルコールの缶チューハイで生きます。素直に美味しいです。梨をむくのが面倒だけど夏を感じたい方はいかがでしょうか。

 

梨の名産地は千葉、栃木、茨城が生産量トップ3とのこと。てっきり鳥取県だと思っていたのですが鳥取はトップ5には入ってもトップ3には入らない規模のようです。鳥取県の名産品20世紀梨も鳥取発祥かと思ってましたが千葉県の松戸市が発祥だとか。良くも知らずに千葉県を「ディズニーと成田空港以外大したものが無い」と思っていてごめんなさい。

 

興味を持って調べてみると、千葉県の名産品はびわ、ねぎ、スイカ、ほうれん草、さつまいも、鶏卵、落花生と多岐にわたり、派手さこそ無い物の日本の食卓を支えている県だと思い知らされました。ブランド品に力を入れるのはいいんですが、高額なブランド農産物は一般人の日常の食卓には上りません。

 

ほろよいのいいところは「千葉県産幸水を使用!」とか主張しないところです。缶チューハイで果汁の名産地を謳われたところで、わずか数%の果汁の出所に消費者はさほど興味を持ちません。そうでなくとも酒の世界は生産者のこだわりを主張する機会が多いので、情報過多の世の中でこのほろよいのこだわりの無さは何とも言えない安心感があります。

 

ほろよいにはこの路線を維持してほしいところです。