酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

アードベッグ ウィー ビースティー 5年

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アードベッグ ウィー ビースティー 5年

山崎10年や白州10年はノンヴィンテージとなり、響17年はジャパニーズハーモニーに。

日本国内のハイボールブームのみならず、世界的なシングルモルトのブームと投機による需要増加によって原酒が不足し、スコットランドやそれに倣う日本の

「熟成年数表記は最も若い原酒に合わせる」という、消費者に対して実直な慣習が熟成年数の表記そのものを無くしていく方向になっています。

 

そこにこの「5年」です。

 

アイラ島シングルモルトは若い個性も楽しいものでそこを狙ってのものでしょうか?スコットランド語で「リトルモンスター」と言われるだけあり若く元気なアイラモルトですが、オフィシャルボトルならではバランスのとれた地に足の着いた味わい。

 

一昔前では5年熟成のシングルモルトに5000円台を出すのは中々勇気がいるものでしたが、最近ではこの程度のインパクトのあるモルトを飲もうと思うと、ボトラーズ物では当たり外れがあるものですから、47.4度というアルコール度数とオフィシャルボトルという安心感を考えると決して高額ではないかもしれません。