酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

麒麟特製 レモンサワー

麒麟特製 レモンサワー

麒麟特製シリーズでレモンサワーはこれと7%と甘さ控えめ。他はジンジャーエールサワー、コーラサワー、ホワイトサワー、グレープサワーというやや異色のラインナップ。コンセプトは「一日を締めくくるお酒」のようで、ちょっと贅沢な味わいを追求したようです。

 

このレモン9%はレモンを長時間煮込んだエキス凍らせてすり下ろしたパウダー状の物、そして果皮の成分も入った果汁を使い、レモンだけでも複雑さを持たせているようです。

 

昨今のレモンサワーらしく、味は程よく複雑ながら高いレベルでよくまとまっています。流石は大手メーカー、安心できる品質です。謎のPBのあの地に足のつかない感じも嫌いじゃありませんがこれはも大抵の方には文句なく受け入れられる味だと思います。人によってはもっとシンプルなレモンテイストの方がいいという感想も出てくるかもしれません。

 

コレのHPを見ていて気が付きましたがモンドセレクション受賞との事です。すごく久しぶりに聞きました。サントリーが本気でプレモルを売り込んできたときにしきりに喧伝され、そして今では「そんな事言いましたっけ?」ってくらい使わなくなったあの謳い文句です。

 

モンドセレクションはベルギーの民間企業で、国際的知名度は皆無で審査対象品の半分が日本製であり、8割が入賞する。2017年に至っては90%以上が何らかの賞を取っているという権威もクソも無い、金を払って審査してもらい、パッケージに記載されている成分などが正しいかなどの項目を合格すれば普通は獲得できる賞を、今もキリンがありがたがっているとは思ってませんでした。

 

モンドセレクションはとにかく、定番のレモンチューハイの一つになりそうな実力派感じます。