アブサント ヘヴン
- 生産者:マルカイコーポレーション
アブサンというニガヨモギを使ったリキュールがあり、ゴッホやロートレック、ピカソなどの有名画家が好んだことで知られています。
このアブサンにはニガヨモギに由来するツヨンという成分が神経毒性をもつことが知られて、現在販売されているアブサンにはこのツヨンという成分はほとんど含まれてません。
そのアブサン系のリキュールで最も有名な物がDISTILLERIES & DOMAINES DE PROVENCE社のアブサントでこのアブサントテイストのハーブドリンクがアブサントヘブンです。
ご存じの通りエナジードリンクは砂糖と強めの炭酸で「何か効きそう」感を出しただけで大した原料費もかかってないのに若者中心に高めの価格設定でも売れてるのでボロ儲けなのです。
そんな市場、特にクラブなどを意識して「ちょっと悪そうな感じ」を出したノンアルコールハーブドリンクとしてリリース。コカレロとか好きですしね、彼ら。
暗いところに鮮やかな光が飛び交うクラブでこの色がどう映るのか分かりませんがこんな色調です。
2本あったのですがエナジードリンクが好きな妻が勝手に飲み、私に文句を言ってきました。「何あれ、不味いんだけど」
勝手に飲んで文句を言われる筋合いもありませんが、アブサンは元々多くの日本人の口に合うリキュールではありません。ゴッホ達が好んで飲んでいたのは味よりは、アルコールとしては比較的安かった(特にゴッホは弟の助けが無いと絵を描けないくらい貧乏)ことと魅惑的な色調でしょうね。また中毒性があったとも思われます。
そんなアブサンっぽい味なので、アブサン系のリキュールを飲んだことが無ければちょっと驚きもするでしょう。バーなどでアブサンを飲む層とクラブなどでエナジードリンクを飲む層は重ならないどころかかすりもしないと思います。