酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のご紹介

桂月 吟之夢 純米大吟醸 50 秋上がり

桂月 吟之夢 純米大吟醸 50 秋上がり

土佐酒造は明治10年創業というそこそこ歴史のある蔵ですが、現在の社長である松本宗己氏が引き継ぐまでは廃業を検討するレベルの右肩下がりだったようです。この社長の松本氏が異色の経歴の持ち主で、当初は酒蔵を継ぐ気は無く、ロボット工学を学ぶため東工大に入学、あっという間に三年生になり就活していなかったら就職口が無くなっていたため、ソフトウェア開発の会社のくじらキャピタルを起業。

 

会社は何年かで軌道に乗り、金と時間ができたところでワインに没頭。その中で実家の酒蔵と大して変わらない規模のブルゴーニュのドメーヌが世界的に有名になっているのを知り、「ならば日本酒でもできるのでは?」と自ら頼み込んで土佐酒造を引き継いだとの事です。

 

この中で世界に日本酒を売ろうと考えたときに、作るべきは純米大吟醸と決めたはいい物の、元々土佐酒造は普通酒純米酒しか作っておらず、ノウハウも設備も無い。ノウハウは大吟醸で有名な先生に頼み込み、思い切った設備投資を行い、成功させ今に至るそうです。

 

それほど気合の入った純米大吟醸ですから、イカ納豆などでは無く、もうちょいいものでいただきたかったのですがこうなりました。しかし、秋向けの酒だけに綺麗ながらも程よいコクがあり、納豆でも問題なく頂けました。

 

この手のひやおろしのような秋のお酒にはぜひサンマを合わせたいのに、年々不漁になっているようで残念です。色々言われてますが、私はミンククジラが増えすぎているのが問題だと思います。WHOはあてにしてませんし、信じてもいませんが、彼らが言うように今後人口が増えていき食料難になる国が増えていくのは想定されます。商業捕鯨を適切な管理のもとに再開すべきだと思います。