- 生産者:北海道ワイン
- ブドウ品種:キャンベル、ロンド
saito0701.hatenablog.comこのシリーズです。ロンドは初耳のブドウ品種だったので調べたところ、チェコで使われるザーリャセヴェラとサンローランの交配品種だとか。この北海道ワインと、同じく北海道の平川ワイナリーなどが育てているブドウ品種のようです。
やはり辛口表記ですが国内のワイン基準ゆえか、中辛口という程度。辛口ではありますがブドウそのものの甘味も感じます。ボディは軽~中程度、タンニンはほぼ感じませんが果実味と酸味はそれなりにバランスはとれています。
以前はカルビと合わせて失敗したので、今度は豚ロースの酒粕漬と合わせたところ中々の好印象。飲みやすい一方で酸もありますので軽めのお肉となら合わせることも難しくなく、食事もワインも進みます。もちろん軽めのチーズなどとも合うでしょう。
こちらも道内限定ワインとのこと。生産量が少ないのでしょうか?キャンベル&バッファローよりはこちらの方が口に合いましたが、正直大きな差は無く、タイプとしてかなり近いものです。
北海道ワインは鶴沼シリーズが非常に秀逸で世界のワインの後追いではなく、日本固有の味わいを追求している感じが好印象です。優れたワインはテロワールのワインだと思っていますので、日本でフランスのようなワインを作る必要は無く、日本の気候とそれに合う品種でいいものができれば一番いいと思っています。
スパークリングワインの比較対象としてシャンパーニュが挙がるのはもはや仕方がないのですが、味までシャンパーニュを真似る必要は無いと思ってます。
日本のワインも同じことです。ワインは個性を楽しむものですから、独自の道を歩み続けて欲しいものです。