- 生産国:イタリア
- 生産者:イルヴァ サローノ社
- 輸入元:ウィスク イー
ディサローノ アマレットはアマレットという杏の種の中にある仁(杏仁)で作るイタリアのリキュールの代表銘柄です。かつてはサントリーやモンテ物産などが輸入していましたが、現在はウィスク イーというウィスキーがメインのインポーターが取り扱っています。
その名の通り、ウィスキーの専門輸入業者かと思いきや、案内はブリュードッグというビールの方が多いような会社です。
さて、アマレットですが様々な書籍やHPで「アーモンドや杏のような香味」と称されますが、杏仁豆腐のシロップという表現が最も近いと思います。杏仁豆腐を知らない日本人はほとんどいないと思いますしこちらの方が分かりやすいでしょう。
マニアックな話をすると杏仁には2種類あります。
- 北杏仁(苦杏仁)
中国北部産。少し苦みがあり、咳止めに効果があるとされ漢方に使われる。
- 南杏(甜杏仁)
中国南部酸。甘い香りをもち、杏仁豆腐の主な材料となる。
調べてみると、杏仁豆腐を作るには南杏だけでは味に深みが出ないため、両方使うことも多いようです。
アマレットの材料はこの内、南杏(ナンキョウ)。ミルク割りはまさに飲む杏仁豆腐と言った具合ですし、ジンジャーエール割りもとても美味しくお勧めです。
サンプルでちょっとだけいただいたこちらのアマレット ベルベット。そのアマレットのクリームリキュールです。
想像がついたと思いますが、ただの杏仁豆腐リキュールです。通常のアマレットならボッチボール(アマレット+オレンジジュース+ソーダ)や先ほどのジンジャーエール割りなどで楽しめますが、最初からクリームリキュールにされてしまうと、ここからどう手を加えたものか。