酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

陸奥八仙 特別純米酒

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陸奥八仙 特別純米酒

青森県のお酒です。正月に実家で皆で飲みましたが余ったので持って帰ってきたものです。

 

この八戸酒造のスタンダード品らしく、驚くような鮮烈な味わいではありませんが否定するような部分が無い、バランスのとれた味わいです。

 

こう書くと地味ですが、日常の食卓に並ぶものはまさにこう言った食事でしょう。よほどの金持ちでもない限り毎日目を見張るようなごちそうを食べるわけでは無く、「ほどほどに美味しく、食べ飽きない」そんな食事がほとんどではないでしょうか?

 

となるとスタンダード品はこういった食卓に良くなじむお酒であったほうがバランスが取れるというものです。定番品には定番品の、高級品には高級品の出番がそれぞれあるはずです。

 

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正月に実家でちゃんとしたおせちを食べた後、自宅に帰って待っていたのは妻が生協で買った「簡易おせちセット」でした。黒豆も入ってましたが私が苦手なので、妻が苦手な昆布とトレード。

 

実家が小田原の方ですので、実家のおせちではかまぼこや伊達巻は父の友人がやっている鈴松蒲鉾の物をいただいたのですが、家に帰った直後に生協の謎かまぼこはつらいものがありました。

 

ちなみに有名な鈴廣ではなく、鈴松です。HPも商品パッケージも飾り気がないのですが明治25年創業の老舗です。小田原には10社以上の蒲鉾メーカーがありますが、鈴が付くのは鈴廣と鈴松の2社のみです。鈴松は伊達巻がすごく美味しい。

 

そんな微妙な食卓も陸奥八仙は受け止めてくれました。安心感のあるお酒です。