酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のご紹介

熱燗&たこわさ

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熱燗&たこわさ

人様のブログを拝見するとイカの塩辛とサンジョヴェーゼという綱渡りのようなペアリングを模索していたり、ワインキラーとすら呼ばれるイクラとやや甘口のワインはどうかと知恵を絞られている方もいます。

 

ワインの可能性を探求する楽しさはよく分かりますので、失敗したとしてるものも興味深く拝見しています。そういった意味でこのブログも参考にしたり人柱として見ていただきたいものです。

 

先日のブログでも書いた通り、生魚にワインを合わせることはそこまで難しいことではなく、ちょっとした寿司屋でも雑味の無い白ワインをオススメしています。ウチの得意先のお客様の寿司屋でもまぁまぁお高いワインが出荷されています。食べ物の格に飲み物の格を合わせることはペアリングの基本です。

 

問題はワサビです。この日本特有の香辛料はあまりにもワインと相性が悪く、淡泊な味わいの白身魚を無難に包み込む綺麗な香味のシャルドネ、具体的にはルイ ラトゥール(基本的に綺麗で控えめなワインを得意とする生産者)や樽を使わないシャブリが多少危なげながら仲良くやっていたのにワサビが壊していきます。

 

このワサビには私が試した限り、香草系の香りのソーヴィニヨンブランや中華とすら合わせられるコート デュ ローヌのロゼ。しっかりとした味のスパークリングワインである、クレマン ド ロワールなどではまるで歯が立ちません。オレンジワインは試してませんがちょっと期待薄めです。思考停止と言われようとやはり日本酒になってしまいます。

 

ようやくちょっとは寒くなり、熱燗が美味しくなってきたのでたこさわと熱燗にしてみました。妻が年下なもんで晩酌にこんな組み合わせで楽しんでいると「オッサンがいる」言われますが、イカの塩辛、キムチなどと熱燗は好きな組み合わせです。そもそもまぎれもなくオッサンです。

 

とは言え、私が熱燗を飲み始めたのは大学生のころからです。学生時代に居酒屋でアルバイトをしておりしょっちゅう熱燗を注文するお客さんがいたので「そんなにいいものなのか?」と思い飲み始めたのがきっかけです。飲み始めた当初は美味しいとも不味いとも思わず、買った以上仕方なしに飲み続けていたら食べ物次第ではビールよりお互いが美味しくなると気づいたものです。

書きながらワサビとシェリを試して無いことに気が付きました。マンサニージャと呼ばれるタイプのシェリーはサンルーカル デ バラメダという海沿いの町で作られる、ほのかに潮っぽさを感じる辛口のシェリーです。軽快ですが白ワインほどペアリングにおいてデリケートさが無いためワンチャンあるかもしれません。少し手持ちのお酒が減ったら検討してみます。