ヴェネト州のグレラを使ったスプマンテと言ったらプロセッコですが、こちらはDOC、DOCGともに認証を取っておらず、たたのスプマンテ扱いです。しかし、味わいはプロセッコと遜色ありません。その一方で価格は1000円前後ですので、一般的なプロセッコよりちょっぴりお買い得になってます。認証取るのもただじゃないんでしょう。
輸入元のオーバーシーズはカルディ、というか株式会社キャメル珈琲の輸入部門です。ここの小売り部門がカルディコーヒーファームです。オーバーシーズでは自社で販売(つまりカルディの店頭に並ぶもの)するものと、我々酒販業者に卸すものを商品によって分けたり、あるいはどちらでも展開したりしてます。カルディ店頭ではエノテカなどの他社から買ったものも無いではないですが、大半が自社輸入(つまりオーバーシーズ)ですのでオリジナリティのある商品展開になってます。コロナになってからコーヒーの試飲が無くなって残念。
名前はとにかく、中身としてはプロセッコとして扱ってほぼ問題の無い品となっており、フレッシュな果実のような香りとほどよい酸をもつ、軽く飲みやすいスパークリングワインとなってます。
カプレーゼと合わせてみました。フレッシュな果物を思われる味わいはフレッシュなトマトと相性が良く、オリーブオイルをほどよい泡で口の中をさっぱりとさせてくれます。これが泡が強いシャンパンなどでしたら、ちょっとお酒が勝ちすぎてしまいますので、ちょうどいいバランスが取れています。逆に味付けが濃いものだと主張が弱く、太刀打ちできなくなってしまいます。
カプレーゼに限らず、フレッシュサラダやシーチキン、肉ならサラダチキンなどなら相性良くいただけそうですね。