よくある蒸留所非公開のアイラのシングルモルト。香りはカリラっぽいのですが果たして中身は、、、、?ラベルの横が焦げたようになってますがそういうデザインです。ボトル画像を撮影する前にほぼ空になってしまいました。
現行品は「バッチストレングス」となってますが、購入したころはカスクストレングスとなってます。現在は4種類あり
- スタンダード 46度
- バッチ ストレングス 52.1度
- バッチ ストレングス ペドロ ヒメネス フィニッシュ 52.1度
- 25年 52.2度
となっているようです。いずれも2021年の現時点では通販などで購入しやすい品となってます。オススメなのはこちらのバッチ ストレングス。これほど強烈な強さですが、何故かスタンダード品と数百円しか違わず、5000円もしません。スタンダードよりちょっと若い原酒なのかもしれません。酒屋で見かけたときは価格を二度見しました。
ラベルデザインはLAを拠点とするブラジル人アーティストのダグ アルベス氏との事。有名らしいのですが日本語で検索してもこのお酒のことしか出てきません。Dough Alvesと原語で検索してもそこまで作品が出てこないのでどんなアーティストなのかいまいち不明です。でもこのラベルはいいですね。
若いアイラですから期待を裏切らない、荒れっぷりのいい香味が口の中で爆発します。しかし雑な感じが無いのはいい樽を選んでいるのでしょうか。ちゃんと若い段階でピークを迎えた樽を購入しているんでしょうね。アルコール度数のわりに香りは控えめ、口に含むと温かみを感じた後ブワっと暴れてサッと引く感じで若さゆえか強烈さの割りに余韻は長くはありません。
冷却ろ過、着色、香料無し。わずかに加水して度数を調整しているのでしょう。強烈だからと言って飲む前に加水するのはオススメしません。少し間延びした味わいになってしまい、荒れ狂った猛獣がヘロヘロになってしまいます。