- フランス/ブルゴーニュ地方
- 生産者:ルイ ジャド
- 輸入元:日本リカー
マールとはワインを作った後、そのブドウの搾りかすを再度発酵、蒸留させて作る粕取りブランデーとも呼ばれる物。イタリアではグラッパ、スペインではオルーホ、ポルトガルではバガセイラと呼ばれ、それぞれに特色があります。例えば例外は多数ありますが、マールは樽熟成させた琥珀色の物が主流であるのに対して、グラッパは樽熟成はしない無色透明の物が比較的多めです。
マールはブランデーではあるものの、独特なクセのある香味があり、好みが分かれる味でしょう。いきなりボトルでは購入せず、どこかで一杯飲んでみてからの方がいいと思います。食後の締めに相応しいお酒で、サイゼリヤのメニューにもグラッパは載ってますね。サイゼで飲んだことはありませんが。
サイゼリヤはグラスワインがとてもいいです。グラス100円で常時ワインを出せるお店なんて他に知りません。しかもそれがマズくは無い。この価格で出せるのに、ダメだしする部分がまるでないのです。絶賛するほど美味しいワケではありませんが、ワインの位置づけを料理を美味しくするものであればそれでいいのでしょう。
ちなみにマスカットでは無く、マスコット。マスコットキャラなどの意味の方です。ちなみにマスコットはフランス語で、「幸運をもたらすとされるシンボル」のような意味があるようです。ラベルに描かれているルイジャドのシンボルであるバッカスのことを示しているようです。このシンボル、メデューサかと思ってました。ブドウはピノノワールのようですね。
生産者の話を聞いてみたいお酒の一つです。というのも、粕から作るにしてはマールは高すぎます。普通、高級ブランデーである、コニャックですらスタンダードなランクであれば3000~5000円程度で買えるのに、こちらは5000~6000円はします。ルイジャドが特別高いわけではなく、マールはこれくらい価格が多めですね。もちろん、3000円程度のものもありますが、、、、
生産量が少ないというのもあるのでしょうがそれだけではないと思います。グラッパなどの他の粕取りブランデーも中々いいお値段するので何か納得できる理由がありそうです。ただ、グラッパはボトルに凝りすぎ。ボトル代でどれだけ乗ってるのだろうと考えちゃいます。
前述しましたが香り高く、強い味があるため好みが分かれるところですが、それゆえに締めの一杯に飲むと満足感が高いお酒です。逆に食中に飲むと強烈すぎて他の物の味が分かりにくくなりますので、食前、食中にはオススメはしません。