酒屋の宅飲み

酒屋に勤めるサラリーマンが自宅で飲むお酒のレビュー

茜霧島

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茜霧島

華やかな香りを持った玉茜(タマアカネ)という芋を使った芋焼酎。実際ロックで飲んでも芋臭いという表現は不適切でフルーツのような香り豊かな芋焼酎です。

 

てっきり赤霧島同様レア物路線で行くのかと思いきや普通に売られていますね。赤霧島は季節物かつ数量限定だった時期は欲しいというお客さんが殺到して大変でした。公式HPを見ているのか酒屋よりもリリース時期の把握が早く、まだ店舗に到着する前から「まだ入ってないのか」と言ってくるお客様も多く、入荷したらしたで「おひとり様1本」と定めてもゴネて数本買おうとするお客様もいて面倒な商材というのが正直な感想です。

 

飲食店に至ってはそのためだけにバイトを引き連れ「5人いるから5本な」という方もいました。しかし、そんな飲食店様は何だかんだルール通りですからまだ可愛いもので、赤ちゃんを抱っこしている夫婦が「3人いるから3本ね」という一般人まで出る始末。「未成年には販売できませんので2本です」と答えると虚を突かれたような表情をされたものです。

 

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血眼になってこのボトルを求めた方が飲食店、個人問わずたくさんいました。

そこから少し時間が流れ、需要と供給のバランスが取れてくると酒屋のみならず、普通のスーパーの酒売り場にも並ぶようになりました。

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知ってか知らずか、と言いたいところでしょうが間違いなく知ってて赤霧島の隣に赤薩摩を並べていたスーパー三〇には良く行ってました。

 

脱線しますがこのスーパー〇和は冬になるとお菓子売り場のエンド(棚の両端部分、おすすめ品コーナー)に「受験生応援コーナー」としてその手のお菓子、夜食向けカップ麺などを陳列するのですが、その向かい側エンドが生活雑貨コーナーのため大掃除特集が組まれ、激落ち君が大量に受験生応援コーナーに向かい合って陳列されているのは日本人にはキツいジョークだと思います。


そんな赤霧島もパックで出てきてこのブームも終わったなと思ったら茜霧島がリリースされたのでこちらがレア物路線かと思ったらそんなこともなく、フツーに売れられてます。看板商品の黒霧島がそれこそフツーに美味しいので、変に品薄商法などせずにいつでも手に入る状況が続くといいな。